その歌があれば、生きていける。
有她的歌,就能繼續生存。(活下去)
中島みゆき 大特集
中島美雪 大特集
何年、何十年経とうが変わらず、聴くたびにふるえ、救われる歌がある。
無論過了幾年、幾十年始終如一,每每聽她的歌而感動到震顫,感覺自己被救贖。
自らの失敗や愚かさに押しつぶされそうな夜に、
當被自己的失敗跟愚蠢給壓潰的晚上,
すべてを歌い流してくれる歌がある。歌姫、中島みゆき。
她的歌可以洗滌一切。歌姬,中島美雪。
彼女の紡ぐ言葉やメロディは、残酷に真髄を射抜き、同時にやさしく傷口を包み込む。
她所編織的詞語和旋律,殘酷地射穿了我們心中的要害,同時又溫柔地包覆那傷口。
中島みゆきは悲しみの向こうの幸い(さいわい)を、絶望の向こうの希望を歌う。だから目を凝らして向き合いたい。
中島美雪,歌唱在悲傷的另一方的幸福,在絕望另一方的希望。因此,值得讓我們來睜大眼睛面對她的歌曲。
その歌があれば、私たちは生きていける。生き抜いていける。これほどの歌い手がほかにいるだろうか。
有她的歌,就能繼續活下去。活過艱難的時刻。達到這種境界的歌唱家除她之外有嗎?
今回は、ニューアルバム『I Love You,答えてくれ』の発売を記念して、さまざまな切り口で中島みゆきの魅力に迫ってみた。
這次,為了紀念新專輯『回答我I Love You!』的發行,我們要從各種角度切入,試著迫近中島美雪的魅力。
ダ・ヴィンチ渾身の中島みゆき大特集、ぜひ、勘能あれ。
達文西雜誌將使盡渾身解數,給你中島美雪大特集,請盡情欣賞。
P198.
ロングインタビュー
長篇訪談
中島みゆきのニューアルバム『I Love You,答えてくれ』。
中島美雪的新專輯『I Love You,回答我!』。
彼女がかつてこれほどまでに直球ではない。レッドソックス松坂大輔のそれもあれば、タイガース藤川球児やロッテ渡辺俊介のそれもある。
她到目前為止從未有過的直球,這種直球是Boston Red Sox球隊的松坂大輔有的,也是阪神老虎隊的藤川球児和千葉Lotte Marines隊的渡辺俊介有的。
勝負球もあれば、ブラッシュボールもある。まさに七色の直球ここにあり。きっとイチローもお手あげたろう。
是決勝球,也是觸身球,而且是真正的七色直球,鈴木一朗見了也只有舉手投降吧。
さまざまなJ-POPアーティストがシンプルやストレートを標榜する傾向にあるが、中島みゆき流はやはり桁違い。
雖然有許多的日本流行歌手都傾向標榜簡單與直接,但是中島美雪來做的話,果然級數完全不同。
では、昨年発売のアルバム『ララバイSINGER』と本作との関係、TOKIOに提供した「本日、未熟者」の裏話なども含むインタビューを。
那麼,就來聽她談談去年發行的專輯「LULLABY SINGER」跟新作品的關係,以及寫給TOKIO的「本日、未熟者」的秘辛等等的故事吧。
聴く人の人生経験次第
何百通りにも聴こえる
中島みゆきの
歌
隨著聽者人生經驗的不同
會有幾百種不同聆聽感受
中島美雪的
歌
コンサートで歌うことを念頭に置いて作った新作
演唱會要唱的 以這樣的念頭來製作的新作品
──名は体を表す。本でもアルバムでも題字は大事ですよね
──名字是用來表現本質的,書名或專輯名稱的題字都是大事呢。
「今回のアルバムは、根性が入ってる題字でしょ。魚武(三代目魚武濱田成夫)さんです。一応、自分でも書いてみたけど違うの。デザイナーの方にイメージを伝え、いろいろな活字を用意してもらったけど違うの。こうなりゃ、困ったときの魚武だと(笑)。彼は詩人でもあるけど、書家でもあるし、どういう字を書くか知っていましたから。ただ、最小でも1文字メートル四方の紙が必要だとは知らなかった。素人考えだと、ハガキほどの紙に、筆ペンでサラサラと書きゃいいと思いそうなものだけど。そうは間屋が卸さなかった。筆にも墨にも紙にもこだわるし。それはレコーディングも一緒ですね。一般的に考えたら、3分の曲なら3分で録音できるだろうと思えるだろうし。だったら、10日もあれば、アルバム一枚できちゃうだろうと。ところが、実際は何カ月もかかるわけだから」
「這次新專輯的標題寫得很有個性。是魚武寫的。我自己也有試過,但感覺就是不對。跟設計師說我想像的樣子,他準備很多種字體給我看感覺還是不對。事已至此,傷腦筋的時候找魚武先生就對了(笑)。他也是詩人也是書法家,知道要寫怎樣的字。只是,我不知道他寫個最小的字也需要一公尺見方的紙才能容納。像我這樣的門外漢大概都以為用明信片般的紙寫寫、用自來水筆洋洋灑灑地寫寫就好了。事情果然不是像我們這班門外漢所想像的,筆墨紙等各方面都相當考究。就和錄音工作一樣。一般人的想法,大概三分鐘的歌錄三分鐘就好了,比方說,錄個十天整張專輯也該錄好了吧。然而,實際上有可能花到數月之久。」
──なぜ『I Love You,答えてくれ』を表題曲にしたのですか。
「わかりやすいから。聴いてくれる方が、中島みゆきの新作はどういうテーマなのかと興味を持ったとき、これ以上にわかりやすいものはないから。同じ収録曲でも『アイス・フィッシュ』じゃね.........。手にした方も悩むし。とか言いながら、前に『寒水魚』というアルバムタイトルをつけたこともありましたが(笑)」
──為何選『回答我I Love You!』做為標題曲?
「因為容易懂。在聽者來說,當他們對於中島美雪的新作主題感到興趣的時候,沒有比這個標題更容易懂的了。如果是選同樣是收錄曲的「ICE FISH」當標題的話.......。 拿到專輯的人可能也會煩惱,說這之前不是在寒水魚就用過了(笑)」
──その”わかりやすさ”は収録曲にも言えることですね。
「そうそう。今回は全曲見たまま、聴いたまま。前作『ララバイSINGER』と今回のアルバムは、コンサートでやることを念頭に置いて作りましたから。ステージで再現不可能なことはやってません。生身でできること、細工なしというか。このアルバムがストレートだとか、ロックだとか言われるのは、そういうところだと思いますよ。コンサートで歌うこと前提だから、覚えやすい歌詞にしたし(笑)。それでなくても、コンサートでは歌詞を間違えると評判だから。『ララバイSINGER』の収録曲だけど、『宙船(そらふね)』だけは、もう少しコンサートで歌うことを考えた詞にしておけばよかったと思ってるけど。舌が回らない(笑)」
──那好懂這個概念對收錄曲來說也是有的呢。
「是呀是呀。直接看或聽這次全部的曲目,都和上張「LULLABY SINGER」一樣,製作時都想說這是演唱會要用的。如果在舞台上不可能再現就不做,要親身就可以做的、沒有作假的。這張專輯會被說是直接或搖滾,我想意思就是這樣吧。因為以演唱會為前提,所以歌詞也要好記(笑)。雖然即使不這麼設計,我也是以記錯歌詞聞名的歌手。只是「LULLABY SINGER」的收錄曲『宙船』,如果能在好唱這點應該更注意些的話就好了,不然我舌頭會打結(笑)」
──ニューアルバムは檄文のようにも思えましたが。
「そこはね、聴いてくれた方々がご自由に。前作を作る時点ですでに曲は揃っていたから、それを上巻下巻だったり、赤組白組のように振り分けたわけで。あくまでも結果ですよ、今回のアルバムに根性入ってそうな曲が集まったのは。『ララバイSINGER』に『本日、未熟者』を入れるはどうだろうと思うし。ララバイ(子守歌)でゆっくり眠ったなら、さあ、目を覚まそう、今日も一日頑張ろうってアルバムかな」
──新專輯感覺可以想成檄文那樣。
「這就隨聽者的自由去想像吧。我在製作上張專輯時就已經把曲目都收齊了,就像上下卷一樣,以紅組白組的類別分在兩張專輯,才會有這種截然分明的結果呢。因此,收集像符合這次專輯的、有個性的曲子『本日未熟者』,如果放到「LULLABY SINGER」會是怎麼樣呢。我想LULLABY的感覺如果是要好睡的話,那麼,這張專輯就像醒來了,今天也好好努力的感覺吧。」
──「世界ウルルン滞在記“ルネサンス”」主題歌「一期一会」も、昨年すでにできていたのですか。
──「旅人日誌」的主題曲「一期一會」也是去年就完成的嗎?
「ありました。だから、主題歌のお話をいただいた時点で、だったら今ある曲の中ではこれでしょうかと。当然、小直しはしましたけど。それも縁ですね。先方の希望に沿う曲がなかったら、どうしようもないから。『I Love You,答えてくれ』みたいな曲ばっかりだったら、さすがにウルルンにはきついでしょ。だから、時にはありますよ、せっかく主題歌や楽曲提供のお話をいただいても、ご要望にお応えできる曲がありませんってことが」
「去年就有的。在對方請我寫主題曲的時候,我想現存的曲子裡這首應該可以。當然,還是有做點修正。這也是緣份呢。要是沒有適合對方希望的歌曲,也是沒辦法的事。手上有的歌都是像『回答我I Love You!』這種(強烈的)的話,那放在旅人日誌裡也不太適合吧。偶爾還是會有不湊巧的狀況唷。也是有好不容易有人來談主題曲跟樂曲提供的事情,卻沒有符合對方需要的歌曲。」
──TOKIOへの提供楽曲「本日、未熟者」もご縁ですか?。
──提供給TOKIO的歌「本日、未熟者」也是緣份所致嗎?
「縁というか、あちらの嗅覚が素晴らしく鋭いというか(笑)。どうやら中島がレコーディングしているらしい、どうやら長瀬さんの音域に合う曲があるらしいと、知ってか知らずか、絶妙のタイミングで連絡がありました。こっちもまさにレコーディング真っ只中だったから、お聴かせできる段階に至ってませんので、そちらはそちらでお進めくださいという同時進行でした。だから、お互いの完成形を聴いたとき。お互い驚いたと思いますよ(笑)。おお、そうきたか、みたいな。実は長瀬さんとキーが一緒になの。私テノールだったから。ずっと自分じゃアルトだと思ってたのに」
「該說緣份呢?還是他們的嗅覺太敏銳呢?(笑)。無意中,他們覺得中島好像正在錄音;無意中,我這裡好像有適合長瀨先生音域的歌。也不知道事先知不知情,他們跟我連絡的時機很妙,這邊我正在錄音,還沒錄到有成品給他們聽的階段,他們那邊請他們直接錄,是這樣同時進行這首歌的錄音的。因此,當最後彼此聽到對方完成的作品,彼此都嚇了一跳(笑)。好像『喔喔,你是那樣錄的啊。』的感覺。事實上我跟長瀨的KEY一樣,因為我是男高音,雖然之前一直覺得自己是女低音。」
──テノールは男性の音域ですよね。
「血液型がずっとO型だと思ってたら、B型だったみたいなことかな(笑)。テノール中島です、はい」
──男高音是男性的音域呢。
「好像之前一直以為自己是O型,結果好像是B型那樣(笑)。我是男高音中島。是。」
新作は文学部系ではないフィジカルな言葉が中心
新作品不是文學系而是體育系的話語為中心
──「本日、未熟者」や「顔のない街の中で」「Nobody Is Right」など、ニューアルバムにはネガティヴを発条したポジティヴが詰まっているのではないですか。
「土の入った笊を、川の流水の中で揺すると、砂金だけが残るのありますよね。あれに似ているかもしれない。心の笊というか。歌を聴いたとき、聴いた人の心の笊に何かが残ったとしても、何が残るかは歌い手側の意図を超えている場合もあって。あくまでも聴く人たちの環境や心境とか状況によるものだと思いますよ。だから、ネガティヴな言葉が響いたってことは、もしかして体調悪い?」
──「本日、未熟者」「在沒有臉孔的街」「Nobody Is Right」等等,都是充滿了從消極出發的積極呢?
「裝了土的竹簍,放在流水裡一搖,就會沉澱出砂金呢。」或許就像這樣吧。像是心的竹簍,在聽歌的時候,從聽的人心裡的竹簍篩出了什麼。當然最後會剩下什麼有時是超越歌手所能預測的。我想這是隨聽者的環境、心境、狀況而定的。有消極的詞語在心裡作響的話,說不定身體不太健康唷?」
──至って健康です(笑)。「ボディ・トーク」の歌詞に、”言葉なんて迫力がない”とありますよね。言葉にこだわっている中島みゆきの表現としては、非常にショッキングですか?
「あの歌詞のあとには、(チキショー!)みたいな叫びがあるわけで。(諦めました)じゃなくて」
──超健康(笑)。在「Body Talk」的歌詞裡有一句話:「語言才沒有迫力。」這種對十分講究語言的中島美雪的表現,很令人震驚呢?
「在那句歌詞之後,還有喊叫一句『畜生~!』。那不是放棄語言啦。」
──ニューアルバム収録のどの曲の中にも自分を見つけることができましたか?それが良いのか悪いのか.........。そんな自分は鏡に映ると、ハリネズミみたいな姿かもしれないと(笑)。
「それほど大変な世の中を生きているんじゃないですか」
──新專輯中的每首歌都會讓你發現到自己嗎?該說好還是不好..........。從鏡中看到那樣的自己,或許就像個刺蝟似的。(笑)
「活在這辛苦的人世裡,不就是那樣嗎?」
──まさに「サバイバル・ロード」。
「言葉そのものは単純な歌ばかり。転べば痛いってくらい。単純というより肉体的な言葉。『ボディ・トーク』ですかね。その意味では、今回のアルバムは裏もないし、文学部系ではないかも」
──真的是「Survive Road」(新歌歌名)。
「就像這歌名表現的,(新專輯)都是單純的歌。差不多就像跌倒會痛那樣吧,與其說是單純、不如說是像肉體般的詞語。『Body Talk』這意思是,這次專輯沒有表層以下的東西,或許可以說,不是文學系的那種。」
P199.
曲者たちが丁々発止スタジオはスリル満点
一堆怪咖你來我往的錄音室 驚悚度滿點
──今回も恒例のLAレコーディングですか。
「基本的な演奏と歌は」
──這次也是一如往常到洛杉磯錄音嗎?
「基本上演奏跟歌曲是」
──もう十五年以上もLA録音をされていると、あっちでの体調管理に困ることはないですか。
「何回行っても時差ボケはありますけど。それはもう仕方ない。眠たいときは眠る(笑)。それ以外は、だいたい様子もわかっているし、ほぼ問題はないですね。これも失敗を重ねたおかげ。”ホテルに加湿器”と、さんざん言っときながら、飛行機の中で大口を開けて寝てしまい、喉を痛めたり。その前、二日徹夜だったから、マスクする間もなく爆睡しちまったというわけで(笑)」
──食事等も問題ないですか。
「基本的に好き嫌いはないし。LAなら、日本食レストランがいくらでもあるでしょ。ただ一頃、あっちに行くたび、胃をやられたことがありましたね。三日目あたりから、なぜか胃が痛む。食事を変えても治らない。いろいろ探ってみたら、水が合わなかった。それ以来、水だけは我儘を言わせてもらって、日本製のミネラルウォーターにしてます。水は案外要注意でね、料理にも使うわけでしょ。どのレストランにしてもスープを作るのにわざわざミネラルウォーターを使うかしら。そう考えると、外食するときも、なるべく汁ものは避けるようにします」
──已經十五年到洛杉磯錄音了,在那邊要保持健康狀態有沒有困難?
「每次去都會有時差上的不適應,但這也沒辦法。想睡的時候就睡吧(笑)除此之外,因為大概什麼狀況都知道了,差不多都沒問題吧。能夠適應也是拜之前的失敗經驗所賜,一邊一直說飯店要有加濕器(可以保養嗓子),卻又在飛機裡面張著大口睡死,喉嚨就痛了起來。會這樣是因為前兩天都熬夜,還沒戴上眼罩就一路狂睡的關係(笑)」
──吃的沒問題嗎?
「基本上我對吃的沒什麼好惡。洛杉磯那邊也有好幾家日本餐館。只是有段時間我每次去錄音都會胃痛,痛從第三天開始就會痛,換了吃的東西也好不了。調查過各種原因之後,發現是當地的水跟我體質不合。自從那次之後,就是飲水這方面我會比較要求,一定要日本製造的礦泉水。水要特別注意呢,因為料理也會用到,想說有哪間餐廳會特地用礦泉水煮湯的。這樣考量之後,在外面吃飯時我就習慣避免叫有湯的食物。」
──今回も中島みゆきレコーディングの常連である一流ミュージシャンが結集したそうですが。ストレートなロックサウンドだけど、どこかインテリジェンスや情緒が漂っているのは、彼らの腕の成せる業ですか。
「手練(てたれ)な人たちですから。毎回、驚きもあるし。アレンジャーであり、バンドマスター(バンドリーダー)もできるミュージシャンの集まりだから、レコーディングの現場は丁々発止」
──這次中島美雪的錄音,好像也是集合了固定班底的那些一流樂手的樣子。雖然這次是錄表現很直接的搖滾音樂,不過現場洋溢著著知性和感性氛圍,是不是他們的專業技巧使然呢?
「因為他們都是老手。每次都有驚喜。這些樂手既會編曲也可以擔當樂團團長,這樣的人才湊在一起,現場總是有高手過招的感覺。」
──「惜しみなく愛の言葉を」の演奏が特に好きでした。マニアックな話になりますが、あの曲のアコースティックギターは鳥肌もの。
──「毫不吝嗇的愛的語言」這首歌,我特別喜歡它的演奏,雖然這樣說很瘋狂,不過這首歌的電吉他會讓我起雞皮疙瘩。
「マイケル・トンプソンですよ」
「因為是Michael Thompson彈的呀。」
──日本語の一字一句を心得て弾いているとしか思えない。
「そう、不思議。日本語を知らないはずなのに、実はすべて理解しているかもしれないと思う場所が多々あるし。ミュージシャンにしてもエンジニアのデヴィッド.ソナーにしても。日本語の会話を全部わかってることがあるから。彼らはきっと別の耳を持ってんのね。だから、演奏するたびに変化する。アプローチが変わるというか。その変化に置いていかれないようにするだけでも、スリリングなレコーディング。全員が楽しみながらも気を抜かないし」
──彈到讓人覺得,他一定對日文原詞的一字一句都有所心得才能彈得這麼好。
「是啊,不可思議。雖然應該不懂日文的,但或許其實都能理解也不一定,這樣的狀況很多。樂手也好或錄音師David Thoener也好,日文會話全部都懂,他們一定有第三隻耳呢。因此,每次演奏都有變化,演奏的方式會變化,我得常常注意不然一下子就被拋的遠遠的呢,是驚聳度滿點的錄音。大家一方面期待一方面也全神貫注。」
──緊張感がありそうですね。
「全員が穏やかな表情だけど。仕かけ合うところもあるし。どうやら曲者ってそういうことみたい(笑)。全員が音楽的には超一流の曲者揃い。彼らは楽器を弾いているときは、別の生き物になっちゃうんだね。で、演奏が終わると、人間に戻る。それはピアニストの手を見ていて思った。弾き始めると、指の長さがグンッと変わると、私には見えたから」
──ミュージシャンたちも同じことを中島みゆきに感じているのではないでしょうか。歌い始めると、別の何者かになるぞと。
「わははは。そんなこと思ってんのかな。いつか確かめてみよっと。たとえばミュージシャンなら演奏している姿が最高にカッコいいわけでしょ。でも、世の多くのお父さん方は、最高にカッコいい姿、働いている姿を奥様や子供にはなかなか見せられないんだね。家庭で完全に気が抜けている姿しか見せられない」
──很有緊張感的樣子呢。
「雖然大家的表情很平穩,但也有彼此挑戰的時候呢。怪咖應該都是這個樣子(笑)。大家都是在音樂上超一流的怪咖,他們彈奏樂器的時候,完全化為別的生物呢。演奏完以後才又變成人。那就像鋼琴師的手吧,一開始彈手指就會變長,我真是這樣覺得。」
──樂手們看中島美雪也有同樣的感覺吧?一開始唱就變成別的什麼的樣子。
「哇哈哈哈。他們有這樣想嗎?哪天試著確認一下(我會變成什麼)。像我覺得樂手在演奏中的樣子是最酷的,可是,世上很多爸爸,他們最酷的工作的樣子卻無法給妻子、兒女看到呢,在家就只能看到他們整個懶散的樣子。」
──そういう親父たち、あるいはサラリーマン諸氏への賛歌ですか、は「背広の下のロックンロール」は。
「必死な姿を見せないカッコよさもあるのかな。どうだろうね」
──那這是給那些父親或上班族的贊歌嗎?這首「西裝下的rock'n'roll」。
「或許可以說,這是不給人看到自己拼命的樣子的一種帥氣。這形容怎麼樣呢。」
「I Love You, 答えてくれ」中島みゆき2007年10月3日発売
(YCCW-10037/定価¥3,150(税抜価格¥3,000))ヤマハミュージックコミュニケーションズ
TOKIOがカバーしヒットした「本日、未熟者」でアルバムは始まる。それは平熟のバンドサウンドと高熱のボーカルが未熟者の心の軋みを代弁する曲。アンプラグドサウンドの三拍子楽曲「惜しみなく愛の言葉を」は、ゆらゆら揺れる陽炎の中に歌詞の一字一句が鮮明に浮かびくる。「サバイバル・ロード」「ボディ・トーク」「背広の下のロックンロール」は、アヴィリル・ラヴィーンもたじろく。心の中の檻に閉じ込めているアニマルを解き放つ呪文かもしれない。前作『ララバイSINGER』は母性、本作は父性と言えよう。いくつになっても不意に思い出す父親の言葉のような歌たちが集まっている。「Nobody Is Right」は中島みゆき流ゴスベル。祈りの歌。表題歌には、堪えきれない愛の喜びがある。本作を聴き終えたとき、あなたの心の笊(ざる)には何が残るだろうか。残ったものがたとえ小指の爪ほど小さかったとしても、それは自分だけの金である。握り締める価値がある。
文/藤井徹貫
『回答我I Love You!』中島美雪
從提供給TOKIO的「本日、未熟者」開始,由中火的搖滾樂音和大火的歌聲代替不成熟的人發出心中交互傾軋的聲音。然後是不插電演奏的三拍子樂曲「毫不吝嗇的愛的言語」,在熊熊烈火之中把歌詞一字一句地呈現出來。「Survive Road」「Body Talk」「西裝下的rock'n'roll」這三首的強度大到連愛薇兒也要讓步。或許就像足以解放關在心牢中的野獸的咒語一般吧,前作「LULLABY SINGER」如果是母性的,那這次的作品就是父性的,專輯選錄的這些歌曲會讓你想起好幾次父親所說的話。「Nobody Is Right」是一首中島美雪流的福音歌曲。祈禱的歌。至於專輯同名曲,則有種無法抑止的愛的喜悅。聽完這次的專輯之後,你會感覺到心中的竹簍篩出了什麼,即使只是小指的指甲一般微小的東西,但那也是只有自己能得到的金子。具有緊握在手的價值。
覚悟をきめて書かなアカンな。と思って書きました
三代目魚武濱田成夫
「不抱著覺悟寫不行呢。」抱著這種想法寫下的。
三代目魚武濱田成夫
今回、題字を書く事になったのは、ある日。みゆきさんご本人から電話をいただきまして「魚武さんにお願いしたい事があるんですけど!」と、おっしゃられまして、俺みゆきさんの大ファンなわけですから既「なんでも言うてください、俺で出来る事ならなんでもやります!」とそう答えたんです。そしたら、そしたらですよ、なんと今度のニューアルバムの題字を書いてほしいという事だったんです!俺、詩人で、書(しょ)もやるわけですけど、まさかそんな事たのんでもらえるとは夢にも思ってなかったので、俺思わず、その場でびっくりして路中だったんですが、電話切ったあと、うれしくてしばらく立ちつくしてました。だって俺が日本で一番尊敬してる詩人は中島みゆきさんなわけです。そして毎回アルバムが出るたびに、みゆきさんの言葉の表現から、ものすごい刺激をもらっていて、みゆきさんの言葉の発し方(たんなる歌を越えている!)から、そして、言葉のあつかい方からも、ものすごい刺激をもらっていて、その中島みゆきさんの次のアルバムを、俺も楽しみにしていた次のアルバムのタイトル字を、まさか、この俺が書ける事になるなんて!想像もしてなかった事です。はんまにうれしかった。だってみゆきさんにとったら歌達、そしてアルバム達は、命かけて生たした大切な子供たちなわけです。その大切な子供たちのつまったアルバムのタイトル字をこの俺のような奴に託してくださったのですから。その事の重要さ重さを考えると俺は、うれしくて光栄で、そして覚悟をきめて書かなアカンな。と思って書きました。
這次,專輯題字的工作會由我來寫,是因為有一天美雪小姐本人打電話跟我說:「魚武先生,有件事想拜託您。」而我既然是美雪的粉絲,便馬上回答:「您盡管說,只要是我做得到的都可以。」就這樣呢,才知道她是想找我幫忙寫新專輯的標題,這我做夢都想不到。儘管我當時人在半路上,當場就嚇了一跳。電話一講完,我高興地呆站了一會兒。因為我最尊敬的日本詩人就是中島美雪小姐呀,每次她出專輯的時候,美雪小姐在語言上的表現總是帶給我偌大的刺激,從美雪小姐發出詞語的方式(超越了歌曲的形式),或操縱詞語的方式,也都給我很強的刺激。那中島美雪小姐接著要發的專輯,自然也是我很期待的。標題真的要讓我寫呢!以前想也想不到有這種事。真高興。美雪小姐的諸多歌曲和專輯,都是她賭命生下的珍愛的子女,而那滿載珍愛子女的專輯標題,要交給我這樣的傢伙來寫。想到被委託的任務重大,我就覺得十分光榮且高興,然後就想:「不抱著覺悟寫不行呢。」抱著這種想法寫下的。
なぜなら、中島みゆきさんのアルバムの題字を書くということは、みゆきさんが命をかけて生みだした子供の名前を書くという事なので「ただ一生懸命、題字を書くという事だけで済むというような、生半可なシロモノではない」という事を俺もわかってるつもりだからです。ただベストを尽くしてええもんできるんやったら芸術はいらんわけですから、そして俺がそんなんしかできないような奴ならみゆきさんもこの俺に、自分の大切な子供の名を書く事をたのんでくださったりしないでしょうから。
因為,要寫中島美雪小姐的專輯標題,就好像要為美雪小姐賭命生下的孩子寫名字。「絕不是只要認真努力來題字就可以了事這麼簡單。」這些基本態度我當然也知道。光是盡了全力就可以做出好的作品的話,那就不需要藝術這種東西。如果我只是如此程度的傢伙,美雪小姐也不會把自己小孩的名字交給我寫。
俺、そんなつもりで書きました。
我,抱著這樣的打算所寫下的。
文/三代目魚武濱田成夫
さんだいめうおたけ・はまだ しげお、兵庫県西宮市出身の詩人、芸術家、ミュージシャン。京都市立日吉ヶ丘高等学校工芸科漆芸コース(現・京都市立銅駝美術工芸高等学校)卒。
公式サイト
http://www.sandaimeuotakehamadashigeo.com/
さんだいめうおたけ・はまだ しげお、兵庫県西宮市出身的詩人、芸術家、音樂家。京都市立日吉ヶ丘高等学校工芸科漆芸課程畢業(現・京都市立銅駝美術工芸高等学校)。
官方網站:
http://www.sandaimeuotakehamadashigeo.com/
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